サングリア ‐In the Dracuria earth‐ Rの一族 感想
スニーカー文庫から発売されている『サングリア ‐In the Dracuria earth‐ Rの一族』を読んでみました。
サングリア ‐In the Dracuria earth‐ Rの一族 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 高野小鹿,だぶ竜
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/08/30
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
──かつて、人間は吸血鬼との争いに敗れた。そして西暦2228年、地球は全人類が吸血鬼の世界へと 変貌を遂げた。母を始祖に殺された半吸血鬼の少年、宝泉聖は青木ヶ原樹海を訪れ、遺言を頼りに母 からのプレゼントを探していた。しかし、そこで出会ったのは、コールドスリープされた──絶滅し たはずの人間の少女だった。彼女は吸血鬼を駆逐する人間が遺した切り札「吸血鬼殺し」で!?
↓以下、ネタバレ含む感想
世界中に吸血鬼が生存している世界でおこる物語です。今から200年以上後が舞台になっています。主人公は始祖を父に持つ宝泉聖(たからいずみ ひじり)、ヒロインは人間で対吸血鬼の戦士「クルースニク」の芦田土萌華(あしだ ともか)。 宝泉って名字もどうかと思うけどそれより女の子に土をつけるってどうなんだ….
聖はサングリアという中途半端で弱っちい吸血鬼。そのため強い吸血鬼のみが使える血盟という超能力は使えない。母親を殺した始祖に復讐するため力を求めている。 土萌華の主装備はどこからともなく右腕に取り付けるパイルバンカー、血脈と呼ばれるクルースニクのみが扱える超能力、血盟のクルースニクverってことらしい。クルースニクなんて力があるなら吸血鬼の世界にならなかったんじゃなかったのか?….とかいうツッコミはNG
パイルバンカーは最近のラノベでは見なくなってしまったので個人的には嬉しい設定、だけどパイルバンカーであることが活かされたか?って聞かれるとうーんと思ってしまう
聖は土萌華のこと平凡な容姿とか言ってるけど普通に可愛いやんけ聖の目は節穴か!と読んだ人の9割以上は思うはず
総評☆☆☆★(星3つ半)
聖は頭脳派でギアスのルルーシュ的な立ち回りを期待してたけど秘めたる力が目覚めちゃって少しがっかり、ですが土萌華はキャラがぶれず無駄なためらいとかもなく非常に好感を持てるキャラでした。今後に期待できる作品でした 既に2巻は発売されているようなのでこちらも後日感想を書きたいと思います