赤箱は夢を見る

ラノベやらゲームやら

Assassin's Creed Syndicate

前作Unityを満足にプレイすることができたので勢いでSyndicateをプレイしてメインストーリーを終わらせたので感想をば
正直に言うとストーリーにあまり興奮しなかった。前作はアルノの内面や対象を暗殺するに至るまでの状況をきちんと描いていたので感情移入しやすかったが、今作はフライ姉弟というダブル主人公で物語進んでいくためか、あまり主人公たちに感情移入出来なかった。
弟のジェイコブはブライターズに対抗するためルークスを作り、ロンドンを支配しているテンプル騎士団ひいてはブライターズの要人を暗殺していくというのがジェイコブ側のストーリー大筋だった。しかし、ただ暗殺するだけで暗殺した後に起きることを全く考えていないせいでイギリスという国自身が危うく沈みかけたこともあり、「馬鹿なんだろうな」という印象しか受けなかった。(最後には改心したようであったが)
対して姉のエヴィーは教団的に追わなければならない先駆者の遺物をロンドンで探すというのがメインストーリー。無論その途中でテンプル騎士と戦闘になるのだが、先駆者の遺物(今回はエデンの布)を探したり、先に言ったジェイコブの起こしたことの尻拭いをしてるだけで、エヴィーの内面を深く知れるような描写もなく薄っぺらい印象しか残らなかった。

批判ばかりだがSyndicateにも良いところがあるというのは分かってる。Unityに比べてはフリーランの操作性が上がったのは確かにその通りであり、今回で初めて導入されたロープランチャーは使い勝手がよく、馬車に乗れることも相まって、移動手段の多さと効率の良さに関しては良い進歩が見られたと感じることも多かった。エヴィーのステルススキルの優秀さも相まってエヴィー操作時は暗殺者っぽく動けてる感じがあって楽しかった。今回はUnityであった変装スキルが廃止された代わりに拉致が導入され、拉致すれば敵の本拠地に堂々突っ込めるのでその点に関してはスリルがあり、やっていて楽しかった。

ただそれ以外に何かSyndicateの特筆して良いことがあるかといえば非常に微妙だった。Unityはフランス革命時期のパリが舞台というのもあって観光名所になるような場所に行けることが多く、適当に建物に登っても良い景色を見れたし散歩してても綺麗な建物に出会ったりするのでかったるい移動自体にも楽しみを見出せたが、Syndicateは残念ながら著名な観光名所も少なく、シンクロするためにビューポイントに近づいても「へーこんな建物あるのかー」程度で大した感銘も受けなかった。これはこの時代を舞台に設定したUBIの失策としか言いようがない。
エヴィーと対照的にジェイコブはステルススキルより格闘スキルに重きを置かれているので乱戦時や殴り合いに発展した場合は強いのだがそもそもアサシンが乱戦なんてそうそうしちゃいかんだろって思っているのでジェイコブ固定でプレイしないといけない場合は少しテンションが下がりもした。
ここに関しては完全に個々人の好みなのだが、敵の本拠地に入れる場所をエントリーポイントとして表示するのはちょっと興ざめしてしまうのでやめてほしかった。入り口くらい自分で探すから.....

正直Sydicateは期待はずれという感想が出てしまう。Syndicateの発売が2015年。そこから2年経った今年の10月には新作のOriginsが発売されるので大いに期待してる。今までのアサクリシリーズを一新して挑む作品との話なので個人的には期待大。プレイ動画を見る限りかなりスムーズにフリーランを行なっていたので常にあれくらいスムーズにフリーランできると街を飛び回るのが楽しそうなので、はやくプレイしてみたいところである。

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